初めて面接を受ける方はもちろん、何度も面接を受けている方も、緊張するのは皆同じです。しかし、緊張しすぎると思わぬ失敗につながりかねません。
そこで、事前に面接の下準備をしてから面接に挑みましょう。
ここでは面接の下準備、実際の面接の仕方、よくある企業側からの質問、新卒就職、転職の場合のポイントを分かりやすくまとめてあります。履歴書と同じように、面接にもポイントがありますので、そのポイントをしっかり押さえれば面接もリラックスして受けられます。
面接では、あなたの人間性が試されますので、自分の考えをしっかり持ち、自分の言葉ではきはきと答えましょう。企業側に、自分をしっかりアピールして採用目指して挑みましょう。
面接では、あなたの履歴書と職務経歴書を元に質問されます。紙面ではなく、あなたの言葉で自分をアピールできるチャンスですので、下準備は念入りに行いましょう。
・提出する、もしくは郵送した履歴書のコピーをしっかり読んでおく。
・面接場所、会社概要がある場合はそのページもコピーしておく。
※電車などの都合で遅刻をする場合の為に、電話番号は必ず控える。
・面接時間を再確認し、充分な余裕を持って会社訪問する。
・面接する企業のホームページ、カタログ、会社の特色を読み込んでおく。
・その際に、企業への質問を整理し、手帳などに記入しておく。面接時に緊張で度忘れすることも考えて、記憶に頼るのでなく、必ずメモしておきましょう。
・ITコンテンツ会社の面接を受ける場合は、事前にコンテンツの会員になり利用し研究しておくと、志望意志の高さもアピールでき好印象です。
・履歴書、職務経歴書、その他の提出書類
・筆記用具、メモ用紙(手帳やノート)
・面接場所への地図(スマホなら、事前にGoogle Mapをインストールして会社住所を検索しておく)、電話番号、あれば会社資料
・ハンカチ、ティッシュ、鏡
・時計(念の為遅れていないかチェックが必要)
・印鑑(使わないケースが多いが、もしもの場合に)
・携帯電話(会場内では電源を切っておくこと)
いよいよ面接本番です。あなたらしく自分を積極的にアピールしましょう。 面接当日は、指定の10分前には必ず面接場所に到着していましょう。面接場所に着いたら、受付に行き氏名と面接を受けることを伝えます。
※注意!!交通トラブルで遅刻をする場合
企業側にしっかりと遅刻をする理由と到着時間を電話で告げること。連絡なしに遅刻をすることは周りの人にも迷惑がかかりますし、マナー違反です。
・必ずノックをして、「どうぞ。」という入室許可が出てから「失礼します」とドアを開け入室する。
・椅子の横まで歩き、「○○です。本日はよろしくお願い致します。」と一礼する。
・面接官に「どうぞ。」という言葉をかけられたら、「失礼します。」と言い静かに着席する。
・特に指定が無ければ、入り口のドアから遠い側の座席の中央に座る。
・テーブルの上にメモ帳と筆記用具を置く。
背筋を伸ばして、姿勢良く座る。質問された内容には、はきはきと積極的に応える。
長々と話すのではなく、要点をまとめた分りやすい回答が好まれる。
複数面接官と面接する場合は、一人の人に質問された場合も、全員の目を順番に見ながら質問に答えた方が全員に好印象を与えられる。
言葉遣いに注意しよう。社会人として、ビジネスマンとして常識的な言葉を使おう。学生気分が抜けないまま若者用語、ため口を使うと、常識知らずとして評価が下がります。
関連リンク: 最終面接の質問と回答例
企業が新卒者に求めているのは、技術や資格だけではありません。
自分自身をしっかり持ち、将来を見据え、その為に現在どのような努力をしているかという人間性が試されます。どの職種で重要視されてくるのは、あなたの仕事への意欲、情熱、積極性が求められてきます。なのでそれをどうアピールするかが採用への道に大きく関わってきます。
意外と当たり前のようで見落としがちなのが、社会人としてのマナーがあります。このマナーを守れていないケースがあるので、しっかり学んでおきましょう。社会人としてのマナーは、まずは面接で試されますので、それまでにしっかり学んでおきましょう。
転職の面接は職歴があるだけに、企業側に自分をアピールさせる難しさがあります。 今までの職歴を上手く積極的にアピールできれば、採用の確率もぐんと上がってきます。それに、以前の会社でのあなたの仕事への取り組み方、どういった技術があるのか、実績等といった質問が多いと思います。転職の際で多い質問をまとめてみました。
過去に勤めた企業や上司・同僚の悪口を言う人は、常に不満を持っている人間と思われてしまいます。入社後も同じく不満を漏らして社内に悪影響を与えたり、すぐに退職する可能性があると見なされてマイナス評価です。普段、後ろ向きな人も、面接時にはマイナスイメージの言葉は言わず、プラスイメージの言葉を言うよう心がけましょう。
会社側にとって一番困るのは無断のドタキャンです。忙しい中時間を割いて面接をして頂いているのですから、面接をキャンセルする場合、絶対に連絡しましょう。社会人としての当たり前のルールです。
面接に遅れる場合は、必ず電話しましょう。その為にも事前に会社の電話番号を控えておいて下さい。また、面接場所への行き方を事前にチェックしておき、地図も持参しましょう。余裕を持って家を出ることが大切です。
会場内での時間つぶしに携帯やメールをするのは他の応募者の迷惑にもなりますし、非常識です。面接会場に入る前に携帯の電源はOFFにしておきましょう。また、応募者同士のおしゃべりも慎みましょう。
面接会場に入ったら、きちんとした敬語を話すように気を引き締めましょう。面接官だけではなく、受付の人や社内の人への心使いもお忘れなく。また、横柄な態度をとることは社会人としてのマナーがなっていないと見なされます。敬語や社会人としてのマナーは、生活態度から表れやすいので、普段からしっかりと身に付けておきましょう。
全てを正直に話す必要はありませんが、うそをつくのは絶対のやめましょう。自分をよく見せようと、経歴をごまかしたり、嘘をついても経験豊富な面接官にはばれてしまいます。また、質問の回答に矛盾点があったりするとそれで不合格になることもあります。もし、経歴詐称のまま採用されたけど、後で嘘がばれてクビになることもあります。